合わない人や嫌いな人の存在

今日、2歳児が集まるイベントに次女と参加。

 

親子体操をしたり、工作をしたり、

絵本の読み聞かせがあったり。

 

とても楽しいイベントで

次女も楽しんでくれたようだ。

 

2歳児って自己主張も強くて

大変なこともあるけど

それでもやっぱり可愛い(笑)。

 

 

さてイベント中に

ちょっと気になることがありまして。

 

静かに話を聞こうというときに

何度も先生の邪魔をしながら

元気いっぱい走っていた男の子。

 

先生は、厳しい口調で

男の子に何度か注意をしていた。

 

そのたびに、その子のお母さんは

少し表情が強張っていて。

 

私は少々気になった。

 

 

後で先生と話す中で

やんわりそのことに触れてみた。

 

「今のお母さんはね、優しいの。

だから私が注意することを

快く思わないお母さんもいるかもしれないわね。

でもね、そんな大人も一人くらいいないとね。

子どもたちには逞しく育っていってほしいから。」

 

御年73歳。

深い想いを持っての対応だったようだ。

 

 

某中学校の支援コーディネーターの先生も

似たようなことをおっしゃっていた。

 

 

「今も忘れられないことがあるんです。

支援がとても必要な子で、

3年かけて色々できるようになり

高校にも進学し、本当に喜んでいたんですが

その子は高校をすぐに辞めてしまいまして。

その子の為を想って必死にやってきて

やっとこれからという時に

何で高校をやめたのかと聞いたんです。

そしたら、高校には配慮がなかったと。

僕は何をやってきたのだろうと

本当にショックでした。

良かれて思って必死でやってきたことは

もしかしたら彼の可能性を奪っていたのかもしれません。」

 

そのお子さんは今は元気に過ごされているそうだ。

 

 

世の中には、色んな人がいる。

 

優しく接してくれる人もいれば

厳しい人もいる。

理不尽な人もいる。

 

誰だって

攻撃的な人や厳しい人は

避けたい気持ちになるだろう。

 

 

理不尽なことも多い世の中だけれど

しっかりと自分の人生を生きていくには

 

小さい頃から、いろんな人に出逢うことで

人間関係の免疫をつけ、

処世術を学んでいるのかもしれない。

 

そう思うと

合わない人や嫌いな人も

自己成長には欠かせない、

ありがたい存在と思えてくる。