理想の母親像を描かない方がいい

 

恋をして

結婚し

 

愛する人との間に

小さな命を宿した時

夢と希望に満ち溢れる。

 

 

「こんなお母さんになりたいな」

 

 

そんな風に

理想の母親像を

描く人も多いだろう。

 

 

私もそうだった。

 

しかしこれは

危険なワナである。

 

 

子育ての現実は

 

思い通りにいかないし

色んなことが中断されるし

 

想定外が多くて

臨機応変さが求められる。

 

泥臭いこともいっぱいあるし

キレイな状態をキープするのは

不可能に近い。

 

 

理想が高いと

このような現実とのギャップに

多大なるストレスを

感じることとなる。

 

 

私は

幼少期に育った環境や

母親との関係性において

 

課題を抱えたまま

大人になってしまったので

 

「理想のお母さん」像が

ハイレベルに

設定されてしまい

 

楽しい&幸せより

苦しい&しんどいが

 

随分と上回る

子育ての始まりだった。

 

 

子どもにあたるし 

怒りっぽいし

文句が多かったし

泣き虫だし。

 

気性はかなり激しめ

だったと思う。

 

 

学校行事や持ち物準備を

時々忘れて

子どもたちに迷惑かけることは

未だに起きている。

ホント、ゴメンねと思う。

 

 

こんな私が育てる

3人の子どもたちは

 

優しい。

 

人生を

自らの力で

創造している。

 

 

理想のお母さんは

なくてもいい。

 

ない方が

子育ては面白いと

私は思う。